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古(いにしえ)の建物を訪ねて新しきを知る パートⅡ

犬山にある明治村続編。

この建具、すごくシンプルだけど、ガラス部分を台形にしている。台形にしただけで広がるようなイメージが生まれる。

ガラスもいいですよねぇ。昔はこのようなガラス、普通にあったのですが、生産性と効率、利益を優先すると画一的になり、文化が衰退していくような気持になってしまいます。

 

漆喰壁の出隅の面取りが下の写真。

大胆に45度カットして平滑に仕上げる。

これだけでとてもシャープなラインが出る。

人はこういうところにはほとんど気づかないけど、気づかないところのディテールを見せるデザインこそ設計者の実力。

変わった形の屋根や複雑怪奇な納まりをつくるのが設計者にあらず。

美しいものはシンプルさ。

 

これは明治村の建物ではなく、宿のホールの柱。

タモという材をなぐりで仕上げたもの。すぐに惹かれました。なぐりでいいネットがあったのでリンク貼っておきます。名栗(なぐり)

ちょうなと言われる大工道具ではつります。

これ技術がいるんだよ。

私も25歳まではこれをよくやりました。

それからは皆無。

リズムと力加減が一定じやないとこんな風にはならないよ。

写真のなぐりは機械加工。だから均一。

大工がやると均一にはならず。それがまたいい。建具のガラスの形一つ、出隅一つ、木材一つで様々なデザインが生まれることが本来の建築の楽しさ。

最近はこのようなご要望もなく、少し寂しいですが、こういうエキスが入った新商品を検討に入っていきたいと思っています。お待ちくださいね~。

 

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